ヤッチー・スン、手強すぎて嫉妬する

 ヤーチ、八つ、奴とヤッチー・スンの音では似ています。

同じ語源から派生した言葉かもしれません。イソップ物語

にある狐と葡萄の話の意味が今日やっと分りました。ヘクソ

カズラやボタンヅルは勢力が「強すぎ」て「延び放題」です。

他の草木に「覆い被さり」我が物顔です。その葛や蔦などを

表すヒエログリフが、煮ても「焼いても」食えない食えない

状態を表す「iartt=iarrti=ヤチ」ンと同じ音、を含んでい

ます。ヘクソカズラのような「葛、蔦=ヤチ=iarrt=vine

カズラ」は「iartt=ヤチ」ン食えない植物です。人間が他人

を貶す場合は「圧倒的に、手に負えない程」相手が強い時と

思われます。あいつは、「iarrt=iartu=奴」は、とも言います

が、その人とは闘いません。狐は動物では強い方でしょう。

その狐さえ「手に負えない」植物の実が「葡萄の実=fruits

of vine, grapes」です。狐が「iarrt=奴」は「手に負えない、

どうしようもない、煮ても焼いても食えない」と判断し、食わ

ずに葡萄の実が生っている場所を離れた話が狐と葡萄です。

沖縄方言では強すぎる相手の「成果」をみて「嫉妬する」のを

「iartt=iarrti=ヤッチー」スンと言います。



  ヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。



  ヒエログリフ  日本語      英語


  iArrtu     蔓、葛、蔦    vine

          煮ても焼いても
          食えない種類の
          植物の大部分

  iArrtu     葡萄の実     grapes


ヒエログリフ辞典
の参照ページ
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