ハヂマキ、櫨、帯を解く、ボタンを外す、

  自分の着ている衣服を「脱ぐ」時にはボタンを

「hd=hadu=外」す時と、帯を「hd=hodo=解」く

時があります。男女が部屋にいてそうすると、その

後は「hd=hada=肌」を見せ合い、「肌を許す」事

になります。その誓いをする風習が、沖縄に残って

いた「hd=hadi=ハヂ」チ、女性の手の甲への入墨、

でしょう。「裸」を見せるなど「hada」行音は「脱

ぐ、脱いだ、裸になった、裸体を曝している」など

を表すと推測できます。その観点から木の名前の語源

を調べてみましょう。「紅葉」する木の葉は間も無く

「落葉」します。木は「葉が落ちる」と幹が「露出」

します。人間に例えると「裸体」を「曝す」事になり

ます。「la」行音は「否定」を表します。取るの否定

は取「ら」ないです。「la」行音が含まれています。

旁に「lo」の音を含む漢字は「着ていない、外した、

裸、盧」の意味があります。 ナンキンハゼの「櫨=

haze=hade」の旁は「lo=盧」ですので冬には「裸体

になる、幹を曝す」意味があるのが分ります。裸体の

裸は「la=裸=服を着ていない」状態を表す言葉です。

櫨の木の沖縄方言は「hadi=ハヂ」マキです。その音

だけで紅葉、落葉して「木の幹、裸体」を「曝す」木

であるのが分ります。ボタンを「hadu=外」して「裸

になる」、「hada=肌」を曝す動作を、首里方言では

「hadi=ハヂ」ユンと言います。名護方言では「padi

=パヂ」ンと言います。「hadi=padi」の変化が見ら

れます。


  アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。


  アッカド語 日本語 英語


  padu' 放す release


シカゴ大学アッカド語
アッシリア語)辞典
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