ヌラーティ・ターへー、悪い事をしたら叱って下さい

  人を表す「sha=者」はアッカド語由来の言葉と推測できます。

自分の息子や娘は一人の人間です。漢字では「人=sha=者」です。

悪者にも「sha=者」が含まれています。 アッカド語の「悪者」

にも「sha=者」が含まれています。自分の息子や娘が「悪い」事

をしたら、自分の子供は「悪者」ですので「叱って」下さいと昔の

沖縄の親は親戚や近所の大人に頼んでいました。その時の名護

方言は「悪い=nula'ti=ヌラーティ」ターへーです。「nula=ヌラ」

の音は共通語でも「悪い」意味があります。 沖縄方言の「u」は

共通語の「o」に対応しますので、「nula=nola=野良」です。晴れ

着の反対は、野良で仕事をする時に着る服が「nola=野良」着で、

野生の「悪さをする」猫や犬は「nola=野良」猫、「nola=野良」犬

です。


  アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。


  
  アッカド語 日本語   英語


  nulla'tu    適切で無い事   improper matters
          悪い、悪意のある malicious
          馬鹿な   foolish

  sha nulla'ti  悪者  malicious person





シカゴ大学アッカド語アッシリア語)辞典
のN part 2 の参照ページ
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