イヤーヒャー、アーヒャー、アーヒャン・ガレー
普通の範囲を「超える、超越する」状態が「af=afu=溢」れる
です。 「大声」を何回も「出す」状態は「大声で注意を促す」事
です。 この状態は「中に一杯あり過ぎて、入れ過ぎて」容器の
「口から」「溢れ出る」水の状態に似ているようです。 「大声を
出し何度も繰り返し忠告しても」の名護方言は「appi=アッピ」ナー・
アビティンと言います。首里方言では「afi=a'fia'=アーヒャー」と
言うそうです。この言葉は「アフィ=afi=afia=アヒャ=アーヒャー」
と変化したと推測できます。 「アーヒャー」のついた表現には
「afia=afian=アーヒャン」ガレーがあるそうです。 「大いに」
「憤慨した」時に出す言葉、「ちくしょう」がアーヒャン・ガレー
だそうです。ガレーは大柄の「柄=gala=gal」と同じです。「畜生
死にやがれ」の「ya-gale=ヤガレ」の中にある「gal=gale=ガレ」
は「大いに」を表すシュメール語と同じです。「アーヒャー」は初め
て見た方言だと思いましたが、この原稿を書き終えようとした時に、
親や年上の人が子供や年下の発言や行動を見聞きして使う名護方言の
「貴様は」を思い出しました。私は何度も「母」に「イャーヒャー=
i-a'fia」又はイヤーヤ、と言われました。「afi=afia=アーヒャー」
の前に「i」を付けた言葉が「イャーヒャー=貴様は=嫌な奴だな=
畜生=この馬鹿たれ」だと判明しました。 イャーヒャーの代わりに
イャーヤと言う場合が多いようです。「溢れる」愛情を注ぐ「母親」に
例えたのが沖縄方言の「母豚=アヒャー」、アヒャー・ウワーと推測
できます。
ヒエログリフとシュメール語のアルファベット表記は次の通りです。
ヒエログリフ 日本語 英語
シュメール語 (S)
afi アフィ・ナー greedy
そんなに沢山
欲張り
af 寸法 measure
数量 amount
GAL (S) 大きい big, large
ヒエログリフ辞典
の参照ページ
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