アブシバレー、侘しい、侘ぶ

「 害虫」を「駆除する、取り
払う」行事を沖縄では「abw=
アブ」シ・バレーと言います。
ゴミなどの「悪い」物を「取
り除く」のを「純度を高める」
と言います。山は「上」に行け
ば行くほど「高く」なります。
沖縄方言では「ウワービ=wabi
wawbi=上=高い所」です。高所
恐怖症と言う言葉があるように
「高い=恐い=危ない」です。
鳶職など高い所で仕事をして
いる人は「危険」手当があるか、
給料が「高い」でしょう。「純化
=高める=危ない=abw」と推測
できそうです。英語では「pure
=純粋」です。お願いをしても
いないのに勝手に「君の為」だと
言って「余計な事をする」人が
います。相手は「純粋?」な
気持でそうしているかもしれま
せんが「有難迷惑」です。その
ような時には沖縄方言では
「wa'bwa=wa'ba=ウワーバ」
「グトw=事」と言います。田舎
踊りを「最高水準」まで「高めた」
「歌い方、舞い方、舞踊」が
「kabw=歌舞」伎と推測でき
ます。「純化=悪い物、危ない
物を枠の外に出す、追い払う、
身分の高い集団」などが考え
られます。五十音の「アカサタ
ナハマヤラワ」を「abw」の前
に付けると面白い事が解ってき
ます。「身分の高い」人のお側
にいて「仕える」のは「sabw=
サブ」ラウと言います。侍の
語源です。自分の仲間でない
人や仲間から「追い出したい」
人を人々は「tabw=誑」ラカス
ようです。「nabw=嬲」り殺す
かもしれません。「habw=ハブ」
を見たら逃げ出す方が良いよう
です。噛まれそうな「範囲外」
に「出る」のが大事です。
「外に出ると困る」のが「魂」
です。「魂の抜け殻」になった
ような人は使い物になりません
ので何かをしたい団体からは
「外される」でしょう。沖縄
では「外に出してはいけない
魂=mabwi=マブイ」です。
大きな事故で怪我をした時には
マブイが体から「抜け出した」と
昔の沖縄の人は考えたようです。
マブイを体に戻すお祈りが事故の
現場で行われます。60年以上前に
怪我をしてお家に帰ったら私の母は
何処で怪我をしたか聞いてそこに私
と一緒に行って「マブイを戻すお祈り」
をしました。悪い事にならないように
するのが大事です。「yabw=薮」蛇
は恐いです。自分が藪蛇にならない
ように行動すべきです。沖縄には
「irabw=イラブー」言う名の海蛇が
います。とても値の張る「高い」魚
には「irabw=イラブ」チャーが
います。人々が自分から「遠ざかる」
と「wabwi=wabi=侘」しいです。
古語では「wabw=侘ぶ」です。


ヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。

abw = 純度を高める、純化する、 英語では purification

hAb = 送る、外に出す 英語では send