シンメーナービの語源

自分の事をいつも気にかけている
人は「親」でしょう。 親のように
自分に優しく接してくれる人は「sin
=親」接と言います。一緒に「飯を
食う」のが人と人が仲良くなる方法
の一つです。「sinmitu=親密」と
言う言葉には「一緒に飯を食う、飯
を食べさせてあげる」などの意味が
含まれていると推測できます。ある
家でお祝いがあると「沢山の人が集
まり一緒に集まり食を共にする」場合
が多いようです。沖縄の家庭には
大勢の人が集まった時に一度に沢山
の料理、ご飯も炊きますが主に汁物
を作る為の鍋がありました。その鍋
は「snm=sinme'=親飯=シンメー」
ナービと呼ばれています。大地震
被災者がかなりの数に上ると集団生活
を強いられる時があります。炊き出し
をして被災者に「食べ物を提供する」
必要が生じます。その時に役立つの
が沖縄で使われている「snm=sinme'
=シンメー」ナービでしょう。

ヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。

snm = 食べ物を与える、食わす、給餌する、給仕する、養う、養育する (動詞)
英語では to feed (noun)