穴を開ける、耳や鼻の穴をほじくる

ほじくると言えば耳や鼻の「穴」
に手を突っ込む動作です。「穴」
に関する言葉にはクリブネの「ku
=抉」るの音が関係あるようです。
海は一番大きな「穴」に水が溜った
所です。そこに棲む動物を「ku=魚」
と呼ぶのは合理的です。穴を掘ると
「kubo=窪」みが出来ます。「ku=
抉=窪=穴」と推測できます。井戸
に落ちると外が見えません。「井の
中の蛙大海を知らず」と言います。
井戸は深く掘った「穴」と言え
ます。「穴に陥れられる、罠に嵌る」
周囲の事が判断出来なくなります。
「罠に嵌められた、穴に陥れられた」
「meqqu=メク」ラと考えられます。
瞳は「目の中にある」のは誰でも
知っています。その瞳が輝いて
いるとキラ「メク=meqqu」と
言います。盲と煌めく、燦めくは
同じ語源から出来ているのが分り
ます。目や穴など「丸い」「穴」
の形を表す音が「miqqu」などの
「mika」行音だと分ります。見た
目よりかなり違うと良いか悪いか
別にして「miqqa=mika=見か」け
によらないと言います。目の奥が
光ってはいるが、悪い雰囲気で光っ
ている状態が「meqqu=目く」じら
を立てるでしょう。沖縄方言では目
と穴は「mi'=myi=ミー」です。目
が見えない人はアッカド語の「穴」
と同じです。「miqqu=ミック」ワー
です。耳や鼻を「ほじ=hori=holi=
hodi」「ku=く」るのも同じ意味の
二種類の言葉を並べて言葉の意味を
強調しているのが分ります。「hole=
holi=堀=hodi=ほじ=ク=抉=ku」
です。

シュメール語とアッカド語は次の通りです。


KU = 穴、シュメール語、英語では hole

miqqu = 穴、アッカド語、英語では hole