目配りが利く人はベテランで目利きが出来る人でしょう

とても注意が行き届いている
状態を「mequ=目く」ばりが
利くと言います。年を取ると
ちょっとした凸凹にも躓く人
が増えるようです。普通の人
が見落としがちな「小さい穴」
も危険だと気づきその穴を埋
める人、又は埋めるよう部下に
指示する人が「目配りが利く」
人だと推測できます。ふたつ
以上の物を「miqqu=見ク」
ラベテどちらが良いか判別
出来る人でないと目配りを
しようにも出来ないかもしれ
ません。目配りが出来るには
「meqqu=meki=目利」きに
なる必要がありそうです。ある
仕事を始めたばかりの人が目配り
が出来るとは考えられません。
目配りを説明する良い例が釣り
かもしれません。釣りをする時
に「目配り」が出来る人は何十年
も釣りを楽しみ「穴場」を知って
いて、いつそこへ行くべきか、そこ
に着いたらどういう作業をすべきか
知っています。釣りを始めてから
1〜2カ月の素人は「穴場」も知ら
ないし、そこに着いてからすべき
細々した事も知らないでしょう。
遊びや仕事に慣れて「meqqi=
メキ」メキ腕を上げると「meqqi
=目利」きが出来るようになり、
meqqu=目ク」バリも出来るよう
になるでしょう。


KU = 穴、シュメール語、英語では hole

meqqu = 穴、アッカド語、英語では hole