アビン・ナランとドゥ・ゲーリン: 何も言えない状況と転ぶ

何も言えない状況と転ぶは「悪い」
状態を表す言葉です。名護方言では
何も言えない状況は「a-bin=アビン」
ナランで、転ぶは「dwu=ドゥ」ゲー
リンです。 殆どの言語では「a=逆、
反対」ですので「a-bin=逆、悪い」
で「悪い」状態を表す二種類の言葉
を並べた言葉になっています。それに
更に「ナラン=出来ない」を加えた
言葉がアビンナランです。「悪い」
状況を三つ並べて悪い状態を表した
言葉がアビンナランと考えられます。
人の物を俺に「渡せ、見せろ」を
沖縄方言では「ダー」と言います。
「しまった」「悪い」結果になった
と言う時には名護方言では「ダー」
ナーと言います。「ダー=da'=dwa
=dw=悪い」と推測できます。「どうせ」
「出来ない」よ、「どうせ」「駄目なら」、
「土台」「無理」だよの「ど」も「土」も
「dw=ど=土」と推測できます。「泥沼」
状態や「泥」試合の「泥」は「悪い」状態
を表しています。泥の沖縄方言は「dwu=ドゥ」
ルーです。「泥」棒や「泥」縄式にも泥の
「dwu=dw」が含まれていますので、「悪い」
奴や「悪い」やり方を表す状態への当て字が
「泥」だと分ります。


ヒエログリフでは次の通りです。

bin = 悪い、英語では bad

dw = 悪い、英語では bad