ヤンバル、山を越えて行く所

那覇から名護へ向う時に気づくのは嘉手納、読谷までは殆ど平坦で恩納村へ入ると
「山」が見られます。それからはずっと山が続きます。山田原から先は山だらけです。
山を「越えて行く」所が山「原=balu」です。名護も勿論ヤンバルの一部です。首里那覇
方言に対して山原の今帰仁方言や名護方言は「ヤンバルクトゥバ=yanbalukutuba=
山原言葉」と言われています。ヤンバルの人はヤン「バラー=bala'」と呼ばれていました。
首里で沖縄を統治した王族に反逆して負けた人たちはヤンバルに逃げたと思われます。
ヤンバルの「bal」には「ひっくり返す」意味があります。


シュメール語とアッカド語は次の通りです。

   BAL = 山などを越えて行く、引き返す、ひっくり返す、反逆する
            英語では to cross over mountain etc., to turn, to turn over, to rebel

   BALA = BAL と同じ

   nabalkutu = 山を越えて行く、アッカド語、シュメール語の BAL と同じ