チー、チナー、チミン 血、綱、詰める

血の音で頭に浮かぶのは「強い」「繋がり」です。二つを結び付けるのは
「糸、紐、綱」です。この中で「一番強い」のが綱です。相撲界では横「綱」
が「一番強い」です。暴力団が「爪」を「詰める」のは「強い」結束を強調
したいからでしょう。 一つ空間で「詰める」と距離が「近く」なります。
「t,i=血」、「t,ina'=t,una=綱」、「t,imin==t,umeru=詰める」は
「強い」「繋がり」を強調した言葉です。名護方言では「t,u'=チュー」ハン
は強い、「t,ina'=チナー」グンは繋ぐ、「t,ina'=チナー」は綱、「t,imi
=チミ」は爪、「t,imin=チミン」は詰めるです。爪を切るのは「爪を短く
する」事です。名護方言ではチミ・チミンです。

  
  アッカド語では次の通りです。

  
   t,imi'tu = 糸、毛糸、紐、糸で巻く、糸を撚り合せる
             英語では thread, yarn, string, twine, to twine