錦糸と絹糸と裸の王様

金色に輝く繭も毛糸の玉も「糸を
紡ぐ」時や「織物を織る」時に使い
ます。「kunshu=kinshi=錦糸」は
「織る、織物、紡ぐ」と関係がある
ようです。裸の王様の物語は王様は
普通は「光り輝く」錦糸で出来た服
を着ているという前提がないと面白く
ないです。「kunshu=君主」と錦糸
は関連が深い言葉のようです。江戸
時代には農民は贅沢はしていけない
と言われその象徴として「絹織物」を
農民が着るのを「kinshi=禁止」した
時期もありました。「kunshu=kinshi
=錦糸=絹糸=kenshi」と推測出来ます。
服を着るの名護方言は「kinu'=キヌー
=衣」「着ン=kin」です。「kinu, kin」
アッカド語の「kunshu」の「kun」と
同じ語源から派生した言葉と考えられます。


アッカド語では次の通りです。

kunshu = 編む、綯う、結う、紐、縁飾り、毛糸の玉、英語では braid, a ball of wool