ナマナマースン 、今直ぐに、突発、急な、準備が出来ていない、詰らない

 台風などは今は大体予測出来ますが、昔は予測は難しかったでしょう。 現在も予測が難しい
のは地震とそれが引き起す津波です。予測不能の自然災害が起ると災害は甚大な規模になり
ます。途轍もなく広い地域跨ります。日本語のザ行音やジャ行音は「za, ja」行音などで表される
場合があります。「ni=日」本は北京音では「Ri-ben」です。「n=r=j=z」の変化が推測出来ます。
「早く準備してくれ、早く早くと急き立てる」時に、名護方言では「nama-namar=ナマナマー」スン
と言います。 「急な、突発的な要請には応じるのが難しい状態=ナマナマー=nama-namar=
zarmar zamar=急な、突発的な」と推測で来ます。人間は不思議な生き物で、嫌な相手、嫌いな
国が「不意の仕打ちに遭う」か、「不意の出来事が起り、酷い目に遭う」と「zamar=ザマー」ミロ
と言って喜びます。「不意の、突発性の悪い酷い出来事=zamar」と推測しても良さそうです。
「zyama-da=邪魔だ」「早く」そこを除け、と命令する時の「邪魔だ=zyamada=zyamara」も
「早い、急な」意味がありそうです。可愛い娘がお父「様=sama=s,ama=チャマ」と声をかけたら、
その父親は「急いで」娘の所に行くでしょう。「飛んで行く」でしょう。面白い催し物と思って見に
行ったのに「全然面白くない」「zumara=tumara=詰ら」ない、と思ったら「直ぐに」「その場を去る」
でしょう。相手の話を聞いている時に最後までその話を聞かないで途中で自分が口を挟み相手
の話を中断させる場合があります。「突然」相手の話を打ち切り結論を「急ぐ」方法です。そんな
時は「zumari=tumari=詰り」こういう事ですねと言います。それが当たっていると相手はその話を
続ける理由がなくなります。「tumari=詰り」が「zumari=詰り」に変るのは鼻「詰り」や「ドン」「詰り」
でも分ります。とても新しいのは「生=nama」と言います。沖縄方言では「今=ナマ=生=nama」です。
「ナマ・ナマー」スンは「今すぐに」「nama=生」の物を、「今すぐに」「nama=生」放送をしてくれ、と
考えると覚え易いかもしれません。母親は赤ちゃんが「泣く」と「直ぐに」「あやす=aya-su」癖がある
のではないでしょうか。「綾=aya=haya=早」の音には「ちょっとした違いにも直ぐに気づく」意味が
ありそうです。言葉の「aya=綾」や「haya=早」い、にそれが表れているのかも知れません。誰でも今
まで見た事がない人が近くにいると「直ぐに」「ahiash=ayasi=怪しい」と気づくでしょう。

アッカド語とシュメール語は次の通りです。

  zamar = 急いで、英語では quickly, hurriedly, immediately

  zamar zamar = 急に、突然に、英語では all of a sudden

  zamar... zamar... = ナマナマースン(今はこれと言ったかと思うとその後で直ぐにあれと言う状態)
            英語では now 〜 now

  s,amar = アッカド語の別の表現。 zamar と同じ

  AYA      = 泣く、シュメール語、英語では to cry

  AHIASH    = アッカド語の zamar と同じ(日本語の泣いている子供を「あやす」や「怪しい」に似た音です)