ナバ行音の意味について

 集団より「一段高い位置」、「ある特定の範囲外で、そのずっと上」などを表す言葉が
「naba」行音を含む言葉だと思われます。 甲子園大会でベスト8まで進むには相当の
練習をしなければならないでしょう。「しなければならない」は「せ」「ねば=neba」「ならない」
とも言います。 「する=し=せ」ですので「neba=一段上の、更なる」と考えて良い
でしょう。普通の人はある程度の努力をして目的を達成出来ないと諦めるようです。
何度も失敗しても辛抱強く目的に向かって努力する人は「neba=粘」り強いと言います。
同じ意味の二種類の言葉を並べて意味を強調する日本語の作法に従うと「粘=neba=
強い、優れている、光り輝く」と推測出来ます。光があると物は「輝き」ます。「光が無い」
時、「暗くなる」と「眠たく」なります。眠たくなるのを名護方言では「ni'bui=ニーブイ」スン
と言います。手酌では水はそんなには汲めません。水を汲む場合に「手よりずっと良い」
道具は「柄杓」です。柄杓を作り始めた頃はその道具は「光り輝いていた」と想像されます。
柄杓は神社にお参りする時の「象徴的な」道具です、柄杓の沖縄方言は「ni'bu=ニーブ」
です。

 アッカド語では次の通りです。

nebu = 光り輝く、まぶしく光る、ピカピカ光る、英語では to shine, to glare, to be brilliant