釜戸、蒲鉾、練り合わせる、交々、織物

 釜戸は「煉瓦」を重ねて作っています。煉瓦は「粘土に水を加えて練り合わせて」
「お菓子の生地」のような物を作ってから焼いて出来ます。「kama=釜」戸の「kama」
の音は「交互に動かす、交ぜ合わせる」意味があるようです。魚は生で食べる時は刺身
ですが、魚の身の切れ端を「潰して、捏ねて」その後で蒸して作るのが「kama=蒲」鉾
です。「kama」の音には「交ぜ合わせる」意味が含まれているのが分ります。悲喜交々
の「komo=交」も「交ぜる」意味があるのが分ります。「麻糸」を「編んで」作った「編み物、
袋」を沖縄方言では「kamadi’=カマヂー」と言います。共通語では「kamasu=叺」です。
穀物を沢山「集めて」それを「入れる」容器が「kamasu=叺」です。

アッカド語では次の通りです。

    kama'du = 編む、英語では to knit

  anu'tu kama'di = 編み物の服、編んで作った(セーターのような)服、英語では knit wear

     kama'su = 集めて入れる、詰め込む、貯える

英語では to gather in, to pack into, to store