側にいてくれるだけで良い

 側に「ite=いて」くれるだけで良いと言う歌詞があります。あの人はこの前もあなたの「側」に
「ita=いた」ね、二人は良い仲なのでしょう、「いつ=itu」「issio=issho=一緒」になるのと聞く
場合もあるでしょう。日本語は同じ意味の二種類の言葉を並べて意味を強調する場合があり
ますので「側=ite」と推測出来ます。「ita」行音は「側、隣、身の回り、周囲」などと関係がある
のが分ります。遠くに居ると「itawaru=労る」事は出来ませんが、「隣にいる」人には「itawari=
労り」の言葉を掛けられます。仕事仲間」は仕事が終わるとお疲れ様と「労り」の言葉を掛けます。
「wasi=鷲」の鳥は八重山方言では「basi=鷲」の鳥です。「w=b」と変化するのが分ります。同期生
は沢山いても「側にいる」時間が長い人は「友達」です。 週刊誌などを読むとお家に遊びに来た女性
がいつのまにか「itu=居つ」いて「夫婦になった」記事がたまに載ります。 適齢期が過ぎてもお家に
いると早く出て行きなさい、「itumade=いつ迄」お家にいるのと昔の親は言ったようです。昔の親は
適齢期の娘と「一緒に」住むのを嫌がったようです。「いつ迄も」の名護方言は「itima=イチマ」ディン
です。夫婦は結婚したら「issin=一心」同体と言われます。夫婦になった人はお互いが好きだと気持
が「itti=一致」したか、お見合いの後であの人となら「一緒に」暮らして良いと紹介した人と気持が
「一致=同意」した後でしょう。

 アッカド語では次の通りです。

  ite = 側に、(より)沿って、くっ付いて、隣の、次に(起るなど)、次の(話など)
        英語では side by side, alongside, adjacent to, next to

 itu =  側に、隣に、並んで、近く、英語では beside, near

  itba'ru =  仲間(側に一緒にいる時間が長い人、即ち、友達、同じ会社で働く人、株主、
         一緒に住み生活を共にする人など)
         英語では friend, colleague, workmate, shareholder, partner   

  ittimma = (時間や個数など数字を)加えて、更に、又、同じように
英語では in addition, besides, also, as well

  issi =  一緒に、共に、くっ付いて、一員(仲間)である、〜と(一緒に)、英語では with

  itti =  一緒に、共に、くっ付いて、一員(仲間)である、〜と(一致)、英語では with