チャー・ナトゥガ、チャー・スーガ: 一体全体どうなっているの、今後はどうするの

  ある件に関してその全貌が「見えない、掴めない」時に名護方言では「zah=cha’=チャー」ナトゥガー
と言います。とても「悪い状態になっている」なら、「どうするの、どうしよう」と言うでしょう。そんな時
には「zah=cha’=チャー」スーガと言います。 将来が「見えるか、見えないか」、「見通せるか、見通せ
ないか」を表す言葉には「ZA」行音が含まれるようです。ある希望を持ってそれに向って努力しているなら、
その姿は殆どの人が目にします。目標の達成が難しいと諦める、「za=挫」折をすると、通っていた所に
来なくなり「見えなく」なります。「za=挫」折は意志を挫かれ気落ちして、気が折れて「来なくなる、見えなく
なる」と考えられます。「zah=za=座」席を立って出て行く」とその場にいなくなりますので「見えなく」なり
ます。別の表現では「zah=za=座」を「外す」と言います。 「視界の外に出る」状態を「zah」の音は表す
ようです。

 スメル語では次の通りです。

  ZAH = 見えなくなる、消える、座を外す、出て行く、退く、居なくなる
       英語では to disappear, to move away, to withdraw, to stay away