ヒジェー、ヒジャ、遺伝: 左、東、遺伝は同じ語源から派生した言葉です

 アッカド語の「idu=出る、現れる、見えるようになる」が分ると「hidari=左」と東は
同じ語源から派生した言葉であるのが分ります。東は「日が出る」方向です。東の古語は
沖縄に残っている「hidia=ヒジャ」と考えられます。 左は首里方言では「hidie’=
ヒジェー」で、名護方言では「pidie’=ピジェー」です。どちらも「idie」の音を含ん
でいます。右利きの多い世界ではそれを特別に名付ける必要はなかったと考えられます。
少数のグループである左利きの人は何をするにもまず「左手、左腕」を「出し」ます。
「pi=hi=否=卑」を「idu=出す、現れる」のが「pidie=hidie=左」だと推測できます。
日本人は「南向き」の家を立てたいと願う人が多いようです。南を向くと「左=h-ida-ri」
が「東」です。沖縄方言の「hidia=ヒジャ」には「idia」が含まれています。「hidia=
ヒジャ=東」は日が「idu=出」る場所、日が出て昇る場所です。左、ヒジェー、ヒジャの
全てに「ida」行音が含まれています。ここまで理解できたら親の性質や性格が子供に「出る、
現れる」のをなぜ「iden=遺伝」と表現するのか説明しなくても直ぐに分ります。皆より
ずっと成績が良くて「目立つ」、皆が一目置くような人、試験をしたら皆より早く答案を
「出し」て、早く教室の「外に出る」ような人を秀才、「hi’de=秀で」た人と言うかも
分ります。ある「範囲の外に出ている」状態は心に感じる事も表現できます。「hi'de=秀で」
た人は「idin=偉人」になる可能性が高いです。 自分の「国の外に出る」とほとんどの人
が「idin=異人=外国人」です。法律の範囲を越えた悪い行動は違反ですが、人間相手に
する動作で相手が耐えうる範囲を越えて悪い事をすると「hido=酷」と言います。人間が
外に「出る」のも水道の水が外に出るのも名護方言では「idin=イヂン」です。

   アッカド語では次の通りです。

 idu    = 腕、羽、角、側、子が出る(生む)、(外に出て)働く、力を出す、賃金や力(が出る)

          知っている、知らせる、認める、公表する、アッカド語

        英語では arm, wing, horn, side, labor, wage, power, to know

          to let know, to identify, to acknowledge, to announce

 la idu  = 知られていない、知っていない、アッカド語、英語では unknown