押し潰す、押し殺すと押し切る: 駄目にする、声を出さないようにする、自分の意見を通す

 同じ意味の二種類の言葉を並べて新しい意味の言葉を作る法則に従うと
押し潰す、押し殺す、押し切るは「押し=潰す」「押す=殺す」「押す=
切る=kill」になります。 「切り殺す」と言う言葉もありますので、
「押す=殺す=切る」と見なして良いでしょう。「殺されたら死にます」
ので「殺す=死」です。「osu=押す」の名護方言は「usu=ウス」インです。
圧死という言葉があるように「押し潰され」たら「死にます」。「osu=押す
=潰す=死ぬ」と考えて良いでしょう。「usu=osu=死」と推測できます。
石臼は穀物を中に入れるとそれを「押し潰して」から「外に出す」道具です。
穀物は「潰され、砕かれ」てから「外に出る」ようになります。猪を獲って
来たらその肉の「osuso=お裾」「分け」があります。この言葉も「お裾=
osuso=ususu=分け=動物を解体して分ける」と推測できます。

 スメル語とアッカド語は次の通りです。

 ush = 死ぬ、死んでいる、殺す、死、スメル語
英語では to die, to be dead, to kill, death

 ushshu = アッカド語、死ぬ、死んでいある、殺す、死、スメル語の ush と同じ
英語では to die, to be dead, to kill, death