社長と長者: 組織の一番上の地位にいる人

 社長は会社での「長」、「首長」です。全ての組織の上に立つ物は「長者」と
言われていたのではないでしょうか。以前は「一番上」から順序に「所得番付」
を発表していました。いわゆる「長者番付」です。長者番付に載る人は大体どこ
かの会社の社長でした。「社長=sha-cho」は「者長」と見なして良いでしょう。
「sha=者」は「人間」を表す言葉です。名護方言では「左利き(の人)」は
「pije’=ピジェー」「ルー=lu’」で、「知人=知っている人」は「shitcho'=
知ッチョー」「ルー=lu’」です。 アッカド語では「sha-cho'=者長=社長」の
ように「人=者=sha」は前に持って来て、スメル語では「人=lu’」は後ろに
持って来るようです。「偉い人や権力を持っている人」にはアッカド語とスメル語
を二つ並べて表現したようです。地位が一番高くて偉い「人」がやって来られる
と「いらっ」「しゃる=shalu」と言います。

 アッカド語とスメル語は次の通りです。

sha = 人、者、アッカド語、英語では person

lu = 人、者、スメル語、英語では person