見下すと判決を下す

 日本人は内と外の区別、差別が激しい社会と言われます。言葉使いにもそれが
表れると考えて良いでしょう。日本人は自分のグループの外、特に下と思っている
グループの人たちを見「下=kuda」すようです。 下の人たちとは「離れた」世界、
「別」世界に住んでいると思っているのでしょう。 裁判所では「未決」の事件と
「既決」の事件を棚を分けて書類を保存するでしょう。未決の事件に判決を「kuda
=下」すとどういう結果、「帰結」になろうと「既決」の書類として分類するでしょう。
今までの書類棚から「別の」棚に移されるでしょう。

 スメル語では次の通りです。

  KUD = 切り離す、分ける、決める、判決を下す
英語では to cut off, to seperate, to decide