逐電: 素早く逃げる、行方を暗ます

  スメル語の KUD の意味が分れば「tikuden=逐電」の電は単なる当て字で電気、すなわち雷とは
何の関係も無い事が分ります。雷とは何の関係もなく、「tikuden=チクデン」は「突=tu」き「出る」
状態ですので「突=tu=ti=kude=kud=外に出る」と考えられます。すなわち同じ意味の二種類の
言葉を並べて意味を強調した言葉になっています。「急いで」ある範囲から「外に出て行く、逃げる」
状態が「逐電=ti-kuden」の「kude」に含まれています。雷も空の範囲から離れて地上に落ちて来る
と考えたら逐電の「電」は雷の「電気」と同じと考えて良いでしょうが、そう考えるようになったのは割と
最近の事でしょう。「逐電現象は遥か大昔からあった」事ですので、電気とは関係がないと断言した方
が良さそうです。


 スメル語は次の通りです。

  KUD = 切り離す、分ける、英語では to cut off, to seperate