目を開けたら分る事:  パッチリした目と泣き晴らした目

 人が目を閉じたままだと目が「pattiri=パッチリ」しているかどうかも、泣き「晴らし=harasi」た
後かどうかも分りません。 目がパッチリしているか、泣き晴らした後かは目を「開けて」始めて
分る事です。「晴らす」の名護方言は「parasun=パラスン」です。結婚式場では花嫁や父親の目を
見ると泣き「晴らした」後が見受けられます。 結婚と言う事は今までの家庭から「切り離されて」
新しい家庭を築く事です。結婚式では三々「九度=kudo」が必ず式に含まれています。これを行わ
ないと「別れの儀式」にならないのがスメル語が分ると理解出来ます。スメル語では「KUD=切り
離す」です。

 アッカド語では次の通りです。

 pat,a'ru  = 開ける、放す、緩める、スメル語の DUH と同じ
---------- 英語では to open, to release, to loosen

para'su = 切り離す、分ける
---------- 英語では to cut off, to divide


para'su = 切り離す、分ける、アッカド語、スメル語の KUD と同じ
英語では to cut off, to seperate

hara's,u = 切り離す、離す、アッカド語、スメル語の KUD と同じ、
英語では to cut off, to seperate

KUD     = 切り離す、分ける、アッカド語の para'su に相当、英語では to cut off, to divide