恨み辛みなど「rami」 が入る言葉は悪い状態を表します

 「u-rami=恨み」など「rami」が入っている言葉は「悪い」状態を表すようです。 甘みは強すぎても我慢出来る
でしょうが、「ka-rami=辛味」は強すぎると「我慢出来ない」ようです。気分が「良くない」時には目が「ku-rami
=眩み」ます。最初の頃は「食べ方」が分らなくて「悪い」食べ物と考えられたのが「ku-rumi=胡桃」だと考えられ
ます。「胡」の字は西側の外国ですので、西側の人が食べるのを見た後で食べ始めたのが「ku-rumi=胡桃」だと
分ります。人間の体に寄生する「悪い」虫は「si-rami=虱」です。 恨み辛みの「tu-rami=辛み」も「悪い」状態
を表します。 悪い事をすると被害を受けた相手に「ni-rami=睨み」付けられるでしょう。「ha」行音は否定を表し
ますので「悪い状態を表す」「rami」を否定すると「良い意味に変り」ます。子供が出来る、妊娠すると「ha-ramu=
孕む」と言います。「良い」事は「hi-rame=閃」きます。 昔は殆どの人が風呂を炊く時に薪に火がつかなくて苦労
した記憶があるのではないでしょうか。「me-rame-ra=メラメラ」燃える薪は見ていて「気持が良い」です。「悪い
状態」を表す同じ意味の言葉を並べて「悪い状態を強調」した言葉が「hi-rumu=怯む」かもしれません。「mo-romi
=醪」は酒が出来上がる前の段階の産物だそうです。「酒は百薬の長」ですので、「適度に」飲めば「健康に良い」
です。しかし度を越すと「アルコール中毒」と呼ばれる「病気」になります。「moromi=諸見」里は「諸人、沢山の
人」が「住み易い、住んで気持が良い」「里、村」と考えて良さそうです。 沖縄の今帰仁村と名護市の境の海峡に
「warumi=ワルミ」大橋があります。絶壁に架けられた橋です。茶碗など「wa-reme=割れ目」があると「使い物に
ならない」です。ワルミ大橋付近は住み着く人が少なかった場所です。その為に絶景が保たれているのでしょう。
「r」行音を「da」行音で発音する地域がありますので「rame=dame=駄目」と推測できます。「悪い」物を提供され
たり、「悪い事」を仕掛けられたら「dame=駄目」と言うでしょう。

 アッカド語では次の通りです。

 ramu  = 断る、捨てる、無視する(その他にもたくさんあります、それらの言葉は後で必要な時に述べます)

       英語では to reject, to discard, to dump, to disregard