間尺に合わない、まさか、ワッサン、worse

  信じられないほど「悪い」状態が起こると「masaka= まさか」と言います。 予想外、想定外の事を
仕出かす人の行動に対しても「まさか」と言います。「悪い」状態を表す名護方言は「wossan=ワッサン」
で、「比較的悪い」状態を表す英語は「worse」です。「masaka=wassan=worse=比較的悪い状態、又は
とても悪い状態」と推測出来そうです。どう考えても「良くない、悪い、損な状態」は「mashaku=間尺」
に合わないと言います。「間尺に合わない」ような事をしても平然としている人を見ると「まさか」と言う
声を上げるのではないでしょうか。「気分が悪い、優れない」時には「mushaku=ムシャク」シャします。
この言葉も間尺に合わないの「mashak=間尺」の音の変化形の一つでしょう。「間尺に合わない」も同じ
意味の二種類の言葉、または二カ国語を並べて新しい言葉を作る日本語の作法通りです。 即ち「間尺=
合わない=悪い=損をする」と推測できます。どんな辞典にも「間尺」に合わないはとアッカド語との関係
に触れていません。私はアッカド語由来の言葉だと信じています。アッカドの直系を自負し現在もアッカド語
使っている民族がいたと仮定しましょう。その人たちはアッカド語との関連に触れていない「間尺に合わない」
の日本語辞典の解説を見たら本当に「間尺に合わない」と感じるでしょう。「仮面を被る」のは「良くない」
態度です。「損害を被る」とも言います。「仮面=被る=損害」と見なせるのではないかと推測しても良さ
そうです。英語の「mask=仮面」にも「悪い」意味があります。「本当の顔、素顔」を「隠す」のが「仮面」
です。事実を「覆い隠す」のは「悪い」事です。

 アッカド語では次の通りです。

masa'ku = 悪い、悪くなる、悪い状態にする、悪くする、悪くなる
         英語では to be bad, to become bad, to make bad, worsen, turn out bad

masha'ku =  masa'ku と同じ

masku =  悪い、悪魔、英語では bad, evil