夜は灯りを付けて食事をします

 アッカド語と深い繋がりがある日本語でも「akala」行音やその変化形の「agala」行音
を含む言葉は「食う、食事」と関係があると推測出来ます。 前に召し上がるは「召し=
上がる=agalu=akalu=食う、食べる」と述べましたが、他にもないか探してみましょう。
食べられると思って食べてみたら苦しんだり死人が出たりした時もあったでしょう。それが
集団の知恵となり「食べてはいけない物のリスト」が出来上がったと考えられます。 普通
に食べたら毒だが、毒を取り除く方法を考えたり、何かを添加して毒を消す方法も考え出さ
れたののでしょう。フグ料理や刺身をワサビを付けて食べる習慣を見るとそれが分ります。
フグを素人が勝手に料理したら危ないです。それを無視して死に損ねた人もいるでしょう。
そんな人には勝手に自分で料理して「食べてはいけない」と言ったではないか、「dakala=
だから」自分で料理して食べてはいけないと言ったではないかと言います。食べ物を料理
するには「火」が必要です。火など光りを発し熱を持つのは「灯り=akali」とも言い ます。
夜の「食事」の際は「akali=灯り」を灯します。人間は「食事を取る」と体温が「上がり
=agali」ます。夏には汗をかき、冬には暖かくなり「akala=赤ら」顏になる人が多いで
しょう。動物を含め、人間も原始時代には「食べ物」を探す為に外に出たでしょう。「食べ
物」が何処にあるか「調べに行く」のが動物が生きる為にする行動です。 動物も人間も
「食わないと生きていけません」。「調べに行く=調査=食べ物を探す」と考えて良いで
しょう。食べ物を得たら一人占めにはしません。仲間で分けて食べます。料理をする時も
出来た料理を分ける時にも「hakalu=計る」作業が大事です。材料を良い味に料理する
には各材料の分量を「hakali=計り」ます。出来上がったケーキなど参加者全員 に分ける
には大きさが同じになるように「「計る=hakalu」でしょう。その後でケーキを切って皆に
「wakelu=分ける」でしょう。「食べ物」を「分ける=wakelu」とその集団の結束が強く
なります。

 アッカド語では次の通りです。

  aka'lu = 食う、食べる、アッカド語、英語では eat