アカーリン:  強制的に離す品物や道具は水、唐辛子、刀

  一つの物を分離させるには「刀」を使います。 「割く、裂く」と物は 「分離、分割」
出来ます。家畜や魚は「捌いて、切り開いて」から料理します。「食べる」前の準備作業
です。 親子水入らずと言う表現は「仲が良い、簡単には離れない者同士」を表します。
二人の中を割くのに「水を差す」 と言う表現もあります。 一歳過ぎの赤ちゃんを「離乳」
させたいと思う時には、昔は母親のオッパイに唐辛子を塗っていたと聞いた事があります。
「一つの物が二つに別れる、くっ付いていた二人が離れる」状態を名護方言では「aka'lin
=アカーリン」と言います。猫や犬などが親の乳を吸わなくなって、「他の食べ物で生きて
いく」ようになる状態を表しています。「食事」の観点から「aka'lin=アカーリン」を解釈する
と「乳を飲む事を止め」て、他の物を「食べる」状態を表す言葉であるのが分ります。即ち
「aka'lu=aka'lin=アカリン=食べる」と推測出来ます。
 アッカド語では次の通りです。
 aka'lu = 食べる、英語では eat