シター・数久田、舌、シタケー、仕度

  「外に出る」状態を表す言葉には「shita」行音が含まれるようです。外に出る時にはその準備
をしてから出かけます。「shita-ku=支度」をしてから出かけます。口の外に出そうと思えば出せ
るのは「shita=舌」です。「悪い行動が目立つ、誰の目にも明らかになる」と親は自分の子を叩い
てでもその行動を直して下さいと昔は親戚や知り合いにお願いしていました。 叩けの名護方言
は「sitake'=シタケー」です。 会合の席から抜け出し先に帰る時には「situ=失」礼しますと言い
ます。胎児は「s,itu=膣」から外に出ると生まれると言います。「situ=室」内から「外に出る」場合
もあります。「対外」試合に「出かける」時には頑張れと「sitta=叱咤」激励します。沖縄の名護市
の東、東江の隣の隣の集落は「sita'=シター=シッタ=数久田」です。 その名前を聞いただけで
アッカド人はその地域は東にある、日の出の方向にあると推測できるでしょう。

 アッカド語では次の通りです。

  s,itu = 日の出、外に出る、英語では sunrise, exit, go out