ヒレーイン:  ご馳走を出してもてなし近づける、目に入れても痛くない

  「愛する」子や孫は「meni=目に」入れても痛くないと表現します。 大事な客 愛している子や孫
が久しぶりにお家に戻って来ると「ご馳走を出して」「大事にもてなします。そう言う時には名護方言
では「hile'=ヒレー」インと言います。首里方言の「fila=フィラ」ユンや今帰仁方言の「pile'=ピレー」ン
は辞典を見ると「交際する、付き合う」となっています。 しかし私が受けるこの言葉の感じは「大事に
付き合う、大事にする、もてなす」です。お金持ちとは「heli=へり」くだって付き合うの「heli=へり」と
同じ語源かもしれません。

 スメル語とアッカド語では次の通りです。

  HILI = 贅沢な、スメル語、英語では luxuriant

    TEG = 近づく、スメル語、英語では approach

  HILI TEG = 愛する、好き、愛着を抱いている、スメル語、英語では to love, be fond of, be attached to

  menu = 愛する、好き、愛着を抱いている、アッカド語、スメル語の HILI TEG と同じ
         英語では to love, be fond of, be attached to