爪: 皮膚の上に重なっている組織です

悪い事をし続けると「tumi=罪」を「重ねる」と言います。物を上に「重ねる」動作に似たのが「包む」動作です。
同じような物を一カ所に「tumu=積む」のも「tumi=積み」「重ねる」と言います。とても「少ない」出来事、事件
など「zara=ザラ」にある物「ではない」と言います。「少ない」状態は「ザラにあるもの、沢山ある状態」を否定
していますので「zara=沢山ある、多い、積み重ねられている」になります。掴むのは物を「手のひらの中に入れる」、
即ち 手のひらで「包む」動作に似ています。「掴む」と表現される動作も「全体を大掴みする」という抽象的な考え
方も含まれるでしょう。「tume=爪」は指先の半分を「tutumu=包む」組織です。指先の皮膚を「覆っている」組織
です。「爪」の沖縄方言では「t,imi=チミ」と言います。「髪」は皮膚に生えています。「皮膚、肌、皮」は体を「包む」
組織です。その皮膚を「覆っている」、皮膚の上に「重なっている」のが「爪=t,imi」です。

 アッカド語とスメル語は次の通りです。
 
t,amu = 重ねる、重なる、アッカド語、英語では overlap

ZARA = 重ねる、重なる、スメル語、アッカド語の t,amu と同じ、英語では overlap