アビンとアビティネン

  言うのを名護方言では「abim=abinアビン」と言います。「b」の音は「w」や「m」の音に変わり、
「i=u」ですので「abim=awim=awum」です。「言葉」に出さなくても良い、「話をする」必要がない
ほど良い状態が「awum=阿吽」の呼吸でしょう。 言ってはいけない事を言ってしまったら、名護方言
では「abiti=アビティ」ネンと言います。悪い言い方はヤナー「アビー=abi’」です。「悪く言う
」の今帰仁方言は、言い「y-anbin=ヤンビン」です。「abi」の変化形の「anbi」が含まれています。
「sh-abette=しゃべって」の中にも「abe」の音が含まれています。相手の同意を得たい為に繰り返し
説明する時には「anone=あのね」と言います。「あのね」の名護方言は「anu=アヌ」ヨーです。

 アッカド語とスメル語は次の通りです。

 awum  = 言う、英語では say, speak

 abutu  = 言葉、英語では word

 abiti  = 言葉、abutu の変化形、英語では word

 qabu = 話す、英語では speak, say, talk

 annu  = 同意する、それで良いと返事する、英語では consent

 ANNA = 同意する、スメル語、アッカド語の annu と同じ

 NANAM = 同意する、スメル語、アッカド語の annu と同じ