外に出すと不安

 子供を遠い所 「外」に出すのを不安がる親が多いようです。外は「hoka=他」とも言います。
沖縄方言では「huka'=フカー」です。ハ行音、特に「hu」の音は「外」を表すようです。英語
の「off」に相当するようです。「off」を逆から読むと「ffo=ho=hu」になります。自分の敷地
に穴を掘る時には地面を掘り起こしてその土を穴の「外へ」放り投げます。垢を「外に出す」には
「擦り」ます。英語では「scrape off」と言います。この言葉をスメル語辞典に入力すると「huka
=外」の「hu」が出てきます。「hub」の音は「回りを取り囲む」物や状態や「境界線」「範囲」を
表すようです。家庭内にいる「保護者」が「hubo=父母」です。一つの家庭内に揃うべき物が揃って
いないと「hubi=不備」です。法律にはなっていない習慣、慣習などに人は「縛られ」ます。それら
の「取り決め」に従います。人を「グルッと取り囲んでいる拘束力があり人を律する考え」を「hubum=
不文」律と言います。「hubum=不文=律」ですので「不文律」は「人をグルッと取り囲んでいる法律の
網」を表す二カ国語を並べて作った言葉であるのが分ります。このような「規則」が守られていると
社会はうまく「回り」ます。「循環」の良い社会、風通しの良い社会でしょう。


 スメル語では次の通りです。

  HU = 外に擦り出す、英語では scrape off

HUBUM = 輪、車輪、回る物、機構、推進力、 英語では wheel