インディバー: どぶ板など選挙区など区域を表すドブの音と関連する言葉

 前にどぶ板選挙の「どぶ板」は「回る」を表す二カ国語を 並べた言葉で日本語の
溝や板とは何の関係もない、ただの当て字だと述べましたが、「どぶ=DUB」を含む
言葉で「境界線内」を「グルッと回る」に関係がある言葉を新たにペンシルバニア大学
の「スメル語辞典=Sumerian Dictionary」で見つけました。境界線は出来るだけ遠くに
引きたい 自分の「領土」は「広く」したいと思うのが人情のようです。「広く」の名護方言
は「piluku=ピルク」です。「そうだってば、その通りだよ、間違いないよ、何度同じ事を
聞くの」と表現する場合に名護方言では「in diba=インディバ」と言います。陣取り遊びを
する時には最初にお互いの「陣地」を線で描きます。お互いに相手の陣地の描き方が
正しいかチェックをするでしょう。相手にこの通りで良いかと聞くと同等か年下の相手
には「はい=イン」と言います。同じ事を二度、繰り返し聞かれた時にインディバと言い
ます。ヨーロッパには「burg=ブルグ」という名の国や町があります。国や町は「区切ら
れた一つの区域」ですので、この「bur=bu」も「境界線」を表す言葉だと考えられます。
現在の日本では「bulagu=bulaku=部落」は禁止用語に指定されているようですが、
スメル語を参考にすると4,500年前から使われている由緒正しき言葉だと分ります。


 スメル語とアッカド語は次の通りです。

IN DUB  = 境界線を決める、英語では to fix a boundary

IN DUBA  = 境界線、英語では boundary

BULUG = 境界線、英語では boundary

pilku = 境界線 アッカド語 スメル語の IN DUBA と同じ
  英語では boundary