ナマズと生噛り: 日本は鯰には地震の予知能力があると考えている文化圏内です

  大昔から日本では「namazu=鯰」は地震の「予知能力=知恵」があると考えられています。なぜでしょうか?
その答はナマズの音で分ります。すなわちローマ字で書くとハッキリ分ります。沖縄方言の地震ナマズの漢字
にもその意味が隠されています。沖縄方言では「地震=萎え=nae=nai=無い=存在しない=ネン=nen=念
=鯰」です。水分を取れなくなった植物が「nae=萎エ」ルように、固い地面が「震えて」植物が「萎えた」状態に
似ているのが「地震」です。普通の魚は掴んだら逃げられる事は少ないでしょう。しかし 鯰は鰻のようにヌルヌル
していてなかなか掴めません。「動き続けて」います。掴んだと思ったら直ぐに逃げられる鯰は「揺れ動く」現象
への擬人化にピッタリの動物でしょう。「ヌルヌルして掴みにくい」状態を表す名護方言は「namduru=ナンドゥル」
ハンです。掴む「namdo=難度」が高いのが「鯰」です。掴めるようになるには修行して「念力」をつける必要が
ありそうです。「nam」の音は「神、悪魔、知恵」などの意味を表す場合があるのがシュメル語を学ぶと分ります。
「namazi-ka=namazik-ka=なまじっか」「知りもしないで」という表現があります。語源由来辞典を見ると難しい
分析をしていますが、私には屁理屈だとしか思えません。シュメル語由来の言葉とした方が分り易いです。「知恵
がない=なまじっか=namazik-ka=namazu-ka」と考えられます。そう考えると「ka=否定=無い」と考えられます。
その「ka」の音は「namazu」の間に入れても良いでしょう。そうすると「namakazi-ri=生噛り」になります。「うまく
理解出来ていない=知恵が付いていない=生噛り=nama-ka-zi-ri」になります。

シュメル語では次の通りです。

NAM ZU = 知恵、英語では wisdom