アガーとあがく 、アガー、アイターと言って痛い所を触るのは何故か

 あがくのを足掻くと書くのは極めて拙い当て字だと考えられます。溺れそうになっている人を良く見ると
足よりも「手をパタパタ」させて、あがいているのが分ります。「agaku=あがく」は「悪い」状態です。自分
より力の強い人に殴られたら「agar=アガー」と言うかもしれません。怪我をして痛い時には痛い「所」を「手
で触る」のではないでしょうか。「腕と手」を使って「触った」「所、部位」が「痛い所」でしょう。「腕と手を
使って触った所=a-gar」です。足も上げられますが、より高い「所」まで「agaru=上がる」のは「腕と手」です。
悪い状態、痛い目に遭う状況戦いに負けた状態」は「agar」の音で表されるようです。沖縄の人は痛い時には
アガーと言うと言われてびっくりしました。私は「アイター=aita'」と言っていたからです。痛い「所」より痛い時
の動作、「手を回して」に注目すると「アガー」より「a-ita'=アイタ―」がふさわしいようです。手が「空いた=
aita」なら手伝ってねというのは、自分がするのが無くて、手持「無沙汰=bus-ata」なら、手を「ita=回す」余裕
が出来たら手伝ってねと考えられます。「空いた=a-ita」ならは「空いた=su-ita」ならとも言います。「s-ita=
舌」は口の中でグルグル動き回る器官です。

シュメル語とアッカド語は次の通りです。

A   = 腕、シュメル語、英語では arm

GAR = 所、 場所、シュメル語、英語では place

ita't = 回る、周囲、英語では around