多寡がと高い

 この商品は手頃だと思うと買うでしょうが、「taka=高」イと思うと買わない
でしょう。「taka」の音は「手に入れない、縁がない、外の世界」などを表す
ようです。「手の届かない」ほど「高い」地位にいる人は「高嶺」の花と言い
ます。自分の専門分野でない、専門「外」の分野で目立つ人を貶す場合があり
ます。専門外なので自分では出来ないのに、それが出来る人を貶す場合の言葉
が「taka=多寡」がしれているや、多寡が野球ではないかの「taka」です。それに
対してそれを専門にしている人は「されど」と言います。自分に関係がない事に
は「多寡が」知れていると貶す場合が多いようです。その分野で活躍している人
を多寡がと貶した人や好きな人を高嶺の花と諦めた人は心の中では「setu=切」
ナイ思いをしていると考えられます。シュメル語の「taka」はアッァド語では「setu」
です。人を貶すにも節度が大事なのが分ります。

シュメル語とアッカド語では次の通りです。

TAKA = 捨てる、諦める、側に置いて今は取り扱わない、
        控える、いざという時に備える
        英語では abandon, set aside, hold back, keep back, save

setu   = シュメル語の TAKA と同じ