サングヮナーと据え膳と三献の御膳

 据え膳食わぬは男の恥と言われます。据え膳を三度も献上されるのが三献です。
三献するのを首里方言では「sangun=三献」と言います。 沖縄方言では英語の
ように語尾に「er」を付けますので「三献する人、女性」は「sanguner」になり
ます。その音が変化して「sanguaner==サングヮナー」になったと考えられます。
料亭、遊郭は沖縄方言では「sakana=サカナ」ヤーと言います。「ヤー=屋=家」
ですので、「サカナ」は酒の「肴=sakana」と同じ意味だと考えられます。話の肴、
話題として「提供される」「肴」と同じ意味です。女性の肉体を「提供する」場所が
「サカナヤー=料亭=遊郭」です。サカナヤーで「三献する」為に働いている女性
が「sanguaner=サングヮナー」と考えられます。今帰仁方言では「sanguaner=
サングヮナー=遊女」です。日本語ではお酒を注ぐのは「shaku=酌」をすると言い
ます。お酌です。

 シュメル語では次の通りです。

SHU = 手、英語ではhand

E = 持ち上げる、英語では rise, sunrise

SHU E = 手を持ち上げる (据え膳をお供えする時、献上する時の膳の持ち方)

saqana = 提供する、(提供される)場所、英語では supply, place

shaqu = 注ぐ、英語では pour