手伝いとティガネーと手ぐすね引いて待つ

 お手伝いをするには主体となって仕事をしている人の「側に」いないと出来ないです。
お手伝いの名護方言は「tiga=ティガ」・ネーです。「taga」行音は「同じ輪の中、隣、
近い所」を表すようです。樽の一つひとつの枠板の「くっ付き方」が弱いと「taga=箍」
が緩んでいる、箍が外れていると言います。物を自分の方に「寄せる、近づける」のは
「tagu=手繰」ルと言います。遠くからカモが「近づく」と盗賊、追剥は「tegu=手グ」
スネを「引いて待っている」と言います。「引く」も「待つ」も二つの物、または人が
「近づく」状態を表します。

シュメル語では次の通りです。

TEG  = 近づく、隣、次、英語では to approach, next