もう良い、これだけで良いの色々な言い方と近づく方法

アメリカではもう良い、これでお終い、これ以上は要らないと言う時には「enough」
を使います。沖縄方言では「to' to'=トートー」と言います。沖縄方言では共通語の
「o」は「u」に変えますが「o」で発音するのもあります。どうしてそういうことが
起るのでしょうか。昔はトートーも「tu tu」と発音していたと仮定して考えると、
面白い事が分って来ます。容器にビールを注ぐ時などはお店の人に任せるのが普通
ですが、酒に弱い人は自分の飲める容量を知っていますので、半分に近づいた所で
トートーと言って、これ以上注ぐなと指示します。トートーと言う場面は「限度に
近づいた時」です。「tu'tu'=to'to'=限度に近づいた」と考えられます。物を取る
にはその物の近くにいないと取れません。目的の物の近くにいる人に「totte=取って」
下さいとお願いします。「取って渡してあげなさい」の名護方言は「tuti=取ティ」
ターへーです。「tuti=近い所にある物を取りあげて」と考えられます。「to'to'」と
「tuti」は限度に「近い」と、目的の物に「近い」と言う共通点があり音も近いです。
「tutu=tuti=近づく、近くにいる」と考えられます。学校の先生は大勢を相手にします
ので、生徒の全部につきっきりに出来ませんが、雇った「家庭教師」は「側にいて、
つきっきりで」教えます。家庭教師が「tutu」に近い音を含む言葉で表されても不思議
ではありません。英語では「tutor=家庭教師」です

 シュメル語では次の通りです。

  TUTU = 近づく、英語では approach