なぜ夏は暑く、熱した水を熱いと言うのでしょうか

 夏は「A-tu=暑」い、と言います。「水」の温度を「上げ」たらを「A-tu=熱」い、と
言います。なぜでしょうか。それは「A=水」と関係があるでしょう。夏に温度が「上がる」
と「A-se=汗」をかきます。「汗をかく季節=夏」と見なして良いでしょう。「A=水」を
熱したら「A-tu=熱」く、なります。「tu」は「tu=突」き「上げる」という言葉がある
ように「上、上げる、上がる」状態を表します。魚を「tu=釣」り「上げる」と言います。
「to=取」り「上げる」とも言います。「取る」の名護方言「tu=取」イン、です。「tori=
鳥」は「飛び上がり」ます。鳥の沖縄方言は「tui=トゥイ」です。「A=水」の温度が「tu=
上がる」状態が「A-tu=熱」い、で、そのような天気が続く頃が「A-tu=暑」い、夏です。
「水中」や「水辺」で生きる動植物には「A」を含む名前が付けられているのがかなりあり
ます。「A-dan=アダン」や「A-yu=鮎」などたくさんあります。「水」の量が少しの所は
「A-sa=浅」い、と言います。川を「wata=渡」る時にはできるだけ「A-sa=浅」瀬を渡る
ようにします。「wataru=渡る」の中に水を表す「water」とほとんど同じ音、同じ意味を
含む言葉があるのは偶然でしょうか。私は二つの言葉は深い関係があると考えています。
日本語でも「海原」を「wata=海」の原と言う場合があります。ラテン語由来の水を表す
aqua」は「a-qu-a」と考えると「水+qu+水」になっています。「qu=久=沢山の」と
考えると「aqua=水また水=沢山の水=沢山の水が集まっている場所」かもしれません。

シュメル語の復習をしましょう。

 A =  水、英語では water, aqua