たくさん召し上がると食べ飽きる

 召し「上がる=agalu」と食べ「飽きる=akilu」の「上がる」と「飽きる」は似た
音で「食べる」事に関係があります。「木々=kigi」で分るように「k=g」ですので
「agalu=akalu」と「akilu」は同じ語源から派生した言葉だと推測できます。「食う」
と召し上がるの「上がる」は同じ意味です。「食う」のシュメル語は「GU=KU=食う」で、
それに相当するアッカド語では「akalu=上がる=食べる=食う」です。「飽きる」の字
を見て分るようにこの言葉は「食」に関係があったのが分ります。「akalu」や「akilu」
を見ると「akulu, akelu, akolu」や「ukolu」や「okolu」も「食」に関係がある言葉に含まれる
と考えられます。 沖縄には「akala=agala=アガラ」サーと言う名の蒸したお菓子があり
ます。どんな人でも「たくさん食べる、食べ過ぎる」と「食べ」「akilu=飽きる」でしょう。

  アッカド語では次の通りです。

aka’lu = 食う、食べる、餌を与える、英語では to eat, to feed

GU = 食う、シュメル語、アッカド語の aka’lu と同じ

akkilu = 大食家、美食家、(ライオンのような)人食い動物