ペチャクチャ喋ると唾が飛び出ます

 ペチャクチャ喋るのは「口=ku-chi」の動作です。「pe-cha」「ku-cha」の「ku-cha」と
「ku-chi」がほとんど同じ音、同じ綴りであるのが分ります。これを纏めると「pe=ku=口」
ではないかと推測されます。「唾=tuba」は「口」から外に「吐き出す」物です。「吐く」の
音読みは「吐=do=to」です。「d=t」です。沖縄方言では「to=tu」です。唾は「ツバキ=
tu-baki」とも言います。「tu」の音は外に「tu=突」き出す、外に向かって尖っている」状態
を表すようです。唾の名護方言は「トゥンペー=tun-peh」です。「tun=tu=外へ突き出す」
なら「peh=口」と考えられます。ペチャクチャの「pe=peh」も「口」と考えらます。「baki」は
「bako=hako=箱」かもしれません。口の中を「箱=hako=bako=baki=バーキ」と考えて
いたのかもしれません。沖縄方言では水が漏れる、米や豆などを入れてゴミを選り分ける
「網状の入れ物」を「ba’ki=バーキ」と言います。口も涎や唾が漏れ出る「バーキ」と見なした
かもしれません。外国語を調べるとアッカド語の口が「pu」で、アッカド語から分かれたと考え
られるヘブル語では「peh」です。名護方言の「トゥンペー=tunpeh」の「peh=口」はヘブル語
と全く同じです。ペチャクチャの「ぺ=pe=peh」も「口」と見なして良いでしょう。

  アッカド語、ヘブル語、シュメル語は次の通りです。

pu = 口、アッカド語、英語では mouth

peh = 口、ヘブル語、英語では mouth

KA = 口、シュメル語、アッカド語の pu と同じ、英語では mouth