長さや重さに関する数量を表す言葉

 長さや重さに関する数量を表す言葉は「ラ」行音が多いようです。 数量の「量=ryo'=lyo'」、
距離の「離=ri=li」、距離を測る単位の「里=ri =li」などがあります。余りにも多い量を表す
言葉に「きりがない」が有ります。きりがないの「きり」は「kiri=kili=限度」と考えられます。
「キリがない」の「li」は英語の「limit-less」の「li」と同じ語源から派生した可能性はない
でしょうか。 その音を表す漢字が「里、離、路」などと考えられます。旅に行く時にはその距離
が問題になるだけでなくどの道、どの道路、どの「ルート=route」を通って行くかも考えます。
距離は路程、道「のり=nori=noli」とも言います。量を表す英語には「vo-lume」があります。
「limit」の「limi」と「volume」の「lume」は「lama」行音です。「lama」行音は「長さや重さ
を表す言葉」に含まれているのが分ります。生物はどのくらい生きるかその生命の長さを問題に
する場合があります。「死ぬ」時がその生命が終る時です。人間も「死ぬのだ、死ぬ運命にある」
を名護方言では「siniru=死ニル」スルと言います。「命の限度=生きていける限度=siniru」と考え
られます。もっと生きたいかもしれないが、もう生きてはいけない、これ以上は「駄目=dame=lame
と「生きる時間の制限」を設けた最後が命の「限度=limit」、「siniru=死ニル」スルと言われる時です。

 アッカド語トルコ語では次の通りです。

sinirlama = 限度、トルコ語、英語では limit

lemenu = 駄目、悪い(してはいけない事)、難しくなる、アッカド語
         英語では to become unsatisfactory, unfavorable, unlucky,
         malevolent, to make difficult