挑戦と逃亡

 漢字の音で「cho’」など「cha」行音の音は「枠内」を表すようです。「戦力」は「中
にいる」仲間の戦う力です。現代のプロのスポーツチームでは、今まで仲間だった人でも
「戦力」にならないと考えられると「外に出され」ます。「戦力外」の通告です。「選に」
「洩れる」とも言います。選に洩れたら「その中に入った人」と同じ事は出来ません。
 「sen」の音は「中」の「反対、逆、外」と結び付き「外側」を表す場合が多いのかも
しれません。「挑戦」は今までの自分の出来る範囲の中から、その「枠を越えて、外へ抜け
出そうとする」努力です。「戦って」「上の」新しい「範囲内、グループ」に入ろうとする
努力と言い換えても良いかもしれません。「中から外へ出る」状態を表すには「cha」行音の
前後に「外」を表す言葉を付け加える必要があります。今までの量より「増やそう」と思えば
「追加」します。そうすると量は「増加」します。「加増する」の「加=ka」の音は「枠外、
外」を表す言葉に良く含まれるようです。払うべき量を「越えて」払った分は「過払い」です。
「過分」のお褒めの「ka=過」も「ある範囲を越えた」状態を表しています。「ka」+「cha」行音
は「中から外へ出る」状態を表す言葉に含まれると推測できます。日本語には「部外者」は
「gacha gacha=ガチャガチャ」言うな、「gocha gocha=ゴチャゴチャ」言うな、と言う表現が
あります。「kacha」の変化形が「gacha」や「gohca」ですので「gacha=gocha=部外」である
のが分ります。

トルコ語では次の通りです。
 
kac = (中から)外へ出る、逃げる
英語では get out of, got out of, run away, flee

kacan =  kacと同じ、(中から)外へ出る、逃げる
        英語では got out of, fled