苛政は虎より猛し

苛政は虎より猛しという表現があります。難民が沢山出る国はそれに該当するでしょう。
苛酷な状態は「kacha」行音で表されるようです。「過重」は「kacho'」と読めます。自分
の処理能力や負担能力を「越える」と「過重」になります。会社では同じ課の全ての課員の
上にいる人が「kacho'=課長」です。「課徴金」は払うべき金額や支払日を「越えてから
支払う」と生じます。「k=g」です。耐震能力を越えた震動が来ると「ガラス」などは
「gachan=ガチャン」と割れます。ガラス窓の「枠から外に飛び出し」ます。 「kacho'=
家長」は一家の主、一番上にいる人です。「kacho'=花鳥」風月を味わうのは「一番上の、
一番良い趣味かもしれません。要するに「一定の枠からはみ出した部分」、「一番上にいる
状態」を表す言葉が「kacha」行音の言葉です。過払いの「ka=過」は「ある枠を越えた状態」
を表します。「cha=枠の中」ですので「kacha」行音は「枠を出た、枠の一番外側、枠の一番上」
など表すのが分かります。 昔は蚊に刺されないように「kacho'=蚊帳」をしていました。
蚊帳は「kaya」と読みますが、「kacho’」と読んだ方が外国語との比較で本当の意味が浮び上って
来ます。蚊帳の「外」と言う言葉もあります。「カヤ=蚊帳=kacho=外」であるのが分ります。
政治の政の音は北京音では「zheng」です。「cheng」に近い音と考えて良さそうです。現在の中国語
では熟語の「苛政」は使われていないようです。「苛政」の「苛」は「ke」ですので「苛政」は
「kezeng」となります。「外へ出る」状態、「負担出来る限度を越える」時に「外に出る」事を表す
トルコ語の「kac」や「kachi=勝ち」の変化形である「し勝ち」の「gachi=勝ち」に似ています
。苛政が行われると「国外へ出る、逃亡する」人たちが増え「勝ち」になります。その事は「苛政は
虎よりも猛なり、猛し」の「苛政」の音からも想像できます。「苛政」が行われている国からは
「逃げるが勝ち」です。「蚊帳」を「kacho'」と読めば「蚊帳=外」ですので、「蚊帳の外」は同じ
意味の二カ国語を並べてその状態を強調した言葉になっているのに気づきます。

トルコ語では次の通りです。

 kac   = 外へ出る、外へ出た、逃げる、逃亡する

 kacan = 枠の外へ出た、逃げた、逃亡した