勝ちは価値がある、良い人を逃がさないように掴みなさい、カチミレー

 「kachi=価値」のある物は「高い」です。野球などスポーツでは「多い」数を「kachi=
勝ち取った」なら試合に「kachi=勝ち」ます。頭に「kachin=カチン」と来たら「相当」頭に
来ている証拠です。 「kachi」の音は「高い、多い、相当、かなり」など「長大、高遠」などを
表す言葉に含まれているのが分ります。「kachi」を始め「kacha」行音を含む言葉は「長大、高遠、
深遠」を表すと見なして良さそうです。多い状態を表す英語には「many」と「much」などがあり
ますが、「much」に含まれる「uch」も「kacha」行音と見なして良いでしょう。「kacha,kachi,
kachu, kache, kacho, kicha, kucha, kecha , kocha,, kochi, kochu, koche, kcho」など
「kacha」行音の言葉を見てみましょう。実際よりもはるかに「大げさに言う」のは「kocho’=誇張」
です。余りにも色々な物が混ざっていると「gocha gocha=ゴチャ・ゴチャ」していると言います。
「k=g」ですので「kocha=gocha」です。「メチャクチャ=mecha kucha」な状態をハチャメチャと
いう時もあります。「ハチャメチャ=hacha mecha」は「とても酷い」状況を表す言葉です。「k → h」
ですので、「kacha=hacha」です。そう考えるとメチャクチャのメチャを後ろに持って来た言葉が
「ハチャメチャ」になります。「mecha」も「kucha=hacha」と同じだと考えられます。「逃げる」が
「勝ち=kachi」という表現もあります。ある状態とは「関係がない、無関係になる」事も「kachi」
の音は表すと考えると「逃げるが勝ち」も理解できます。ある事件の当事者と間違われそうになったら
その事件の現場から「離れる」事が一番大事かもしれません。事件とは無関係の人が現場をウロウロ
していると犯人と間違われるでしょう。そういう風に考えると「勝ち=kachi=逃げる=現場を離れる
=get out of, run away, flee」になります。名護方言では「逃がさない」ように「掴む」のを「kachi
=カチ」ミンと言います。祭りでの金魚すくいでは自分の両手や器具を使ってで掴めるだけ掴んで良い
ようです。「幾つ」「掴んだの」、「どれだけ多く捕えたの」と聞く時に名護方言では「幾チ」「カチ=kachi」
ミタガーと言って聞きます。殆どのスポーツでは「多く点数を取った」方が「勝ち」です。「同点」では
「勝った」とは言えません。「1点でも多く点を上げたら」「勝ち」です。名護方言では「勝った」時
には「カチャン=kachan」と言います。マラソンなどでは先行「逃げ切り」よる戦法で試合に「勝つ」
方法があります。「逃げ」と「勝ち」は「逃げ=勝ち=kachi」となる場合があるのをこの言葉は示して
いるでしょう。日本語に「逃げ勝つ」と「勝ち逃げ」があるのは「日本語とトルコ語は密接な関係がある」
証拠と言えるでしょう。「小豆=az-uki」と同じです。

トルコ語では次の通りです。

kac = 多い、幾つですか、英語では many, how many ? how much ?

kac = 現場から去る、囲みを破って外に出る、逃げる、

英語では get out of, got out of, break out, escape, flee, fled, run away,

  kacan = 逃げた、kacと同じ意味(の過去形)、英語では fled