状況が良く読める人は現場を見て直ぐにこれはおかしい、異常だと判断できます

 オカ行音の言葉は「読める、判断できる」事と関係が深いようです。株式市場などの
状況を見てこれは「oka=可笑」しいと「判断して」しばらくしてから暴落があったと
仮定しましょう。もしそういう事実が確かめられたら株式市場の暴落前に「oka=可笑」
しいと「判断した」人は経済の状況を「良く読んでいた」事になります。 可笑しいと
見るか、可笑しくないと見るかは情勢を「読む」力があるかどうかにかかっています。
事情を「読めない」人を日本人は「k-oke=苔」にする場合があります。「k」を否定と考
えると、「oke=読める」で「読めない=k-oke=苔」になります。 「事情を読めない人」
がたくさんいるとある事業を成し遂げるのがとても難しいと考えられます。その事業は
台無しになるかもしれません。「苔」の字には「台」の字が含まれています。目的を台無し
にされたら「とても」怒る、クサクサするのではないでしょうか。名護方言では「怒る」は
「クサ」ミクンと言います。「苔」には草冠も含まれています。「苔にする、虚仮にされる」
のも悪い意味です。「oka」しいと「読める」か「読めないか」で「koke=虚仮」にされるか
されないかが決まります。未曾有よりもっと酷い事になるかもしれません。事情が「読めない」
時にはその問題を討議するのは良くないと考えられます。そういう時には側に「oki=置き」ます。
そばに置いといてあとからじっくり検討する事になるでしょう。無暗矢鱈な行動は良くないです。
何かをする、なす時にはじっくり情勢を「読んで、未来を見据えて」行動すべきでしょう。そう
いう時の行動を「oko=行」ないと言います。良く事情を「読んで、呑み込んで」する動作が
「oko=行」なう、と考えられます。

トルコ語では次の通りです。

okumak = 読む、勉強する、英語では read, study