節電をしたら電力不足からくる停電の危険が減るだろうか

 会社の売上が減り人員削減をするのを「人を減らす」と言います。人「減らし=belasi」とも言います。
規模を縮小しながらでも会社の経営を継続させようとする経営者の考えは人を「減らす=helasu」と少し
は「不安が取り除かれる」、少しは「安心出来る」という思いでしょう。「belasi=helasi」は「不安の
減少=安全」と関係がありそうです。とても肥えた人に対する医者の処方箋は体重を「減らせ」です。
これこそ肥満が元で起こると言われる糖尿病やそれが齎す心臓病への移行を「防ぐ」より「安心、安全な」
方法でしょう。 医者から見ると糖尿病への「兆し=kizasi」は現れているのですが、当の本人はその
「静かな=sizu-kana」進行に気づかないようです。「危険」な振る舞いなら刀を振り「かざす=kazasu」
事でしょう。「危険の反対」は「安全」ですので、動詞語尾の「su」を除いた「kaza」に「siz」を加える
と「kazasiz=安全」になりそうです。そう言えば「悪い」状態を表す言葉と一緒に使われるのが名護方言
の「カジャー=kazya」です。悪い臭いがするとヤナ―・「カジャー=kazya’」・シチと言います。 刀を
振りかざすの「kaza」と悪い臭いの「kazya」は「悪い」状態を表す場合に使われているのが分ります。
悪い状態を表す言葉に「kaza=風」向きが「悪い」があります。刀を振りかざすの「かざす」と人減らし
の「べらし」がくっ付くと「とても悪い」状態を表すと思い違いをしそうです。しかし、「悪い」意味の
「かざす」の語根の「kaza」と「減らし」の語根の「bela」に「悪い」意味があり、それぞれに「〜でない」
を表す否定の「siz」を加えた言葉を二つ並べたら「とても良い」状態になる事が分ります。「bela」行音
は「悪い」状態を表すのは名護方言の「be’lu」を見ても分ります。「嫌な」事をしなさいと言われたら
「ベール=be’lu」と返事します。良い事、安な事をしなさいと言われて「ベール」と言う人はいないで
しょう。給料の少ない社員の中には、社員全部が「同じ」給料が良いと思っている人がいるかもしれません。いわゆる「悪」平等です。長い間その仕事をしている人にとっては「hela=箆」で「均した」ように
「hila=平」社員と同じ給料ならやってはおれないと考えるのではないでしょうか。箆は園芸をする為には
役立ちますが、箆に似た大きな道具で全てを薙ぎ倒されて地面が平たくなった状態になったらまりません。

 トルコ語では次の通りです。

kazasiz belasiz = 安全に、英語では safely

kazasiz = 事故が起きない、安全な、英語では accident free,

belasiz = 静かな、取り除く、はっきりしている、英語では quiet, clear