至れり尽くせりの歓待と服従

 動物は餌付けに成功すると人間の「指示に従い」ます。「言いなり」になります。
「餌付け」は人間に例えると「歓待」に等しいかもしれません。賄賂も一種の歓待
です。贈収賄を受けると相手方の「言い分を聞く」事になります。これは形を変えた
服従」です。征服者は負けた地域の責任者から「歓待を受ける」のが普通でしょう。
「歓待」を易しい日本語で言うと「ita=至」れり尽くせりの待遇、になります。自分
の「周囲」の状況を表す言葉には「ita」行音が多く含まれるようです。最高責任者の
「周囲」にはいつも「御用聞き」「僕」がいて、その「命令に従って行動」します。
「従う」を表す言葉に「ita」行音が含まれる可能性があります。寿司屋に寿司を食べ
に行くと自分の前、周囲には「板前=Ita-mae」がいてお客さんの「注文を受け」ます。
注文を受けるのは一種の「服従」でしょう。「至れり尽くせりの看護をする養老施設」
では看護師、介護士、医者がいつも「身の回り」にいる事でしょう。 失恋を経験した
事のある人は知っているでしょうが「手の届かない」人は「高嶺の花」と表現します。
手の届く人は「周囲に」いるでしょう。周囲にいる身近な人を「手に入れる?」のは
「至って=itatte」簡単です。

  アッカド語トルコ語は次の通りです。

itat = 周囲、周り、アッカド語、英語では around

itaat etmek = 従う、トルコ語、英語では obey