舌足らず、言葉、流れてくる声と音、放送などに関する言葉

 「n-aga-re=流れ」出る現象を表す言葉には「aga」行音や「anga」行音が含まれている
と考えてそれに該当する言葉を探すと色々な言葉が見つかります。「おしゃべりをする」を
表す沖縄方言には色々ありますが、「yung-taku=ユンタク」には「ung」が含まれています。
「音楽=ongaku」にも「onga」が含まれています。 日本では音の音読みは「on」で教えて
いますが、「on」と「ong」の両方を最初から教えた方が英語(外国語)の勉強をする時には
とても役立ちます。私たちは「Hong Kong」の文字をみて「ホンコン」と発音します。後ろに
「g」が付いていても発音しないのを知っています。 その知識を外国語を覚える時に活かす
のです。日本語で「ン」や「ウ」で終る音読みの漢字は「北京音」では「ng」で終る表記が
かなりあるのを教えておくのも大事でしょう。私は「音=on=ong」と教えた方が良いと考え
ています。人間が「声を出す」には「舌」を使います。英語では「tongue」です。「言葉」を
表す時にも「tongue」使いますが、普通は「language=言葉、言語」です。二か国語を話せる
人は日本ではカッコ良いと思われているようですが、西洋では普通と言われています。英語
では「bi-lingual=二か国語を話せる」です。名護方言では相手にお願い、命令、指示をする
時には「ankedo=アンケードー」を語尾につけます。「言うなよ」は「abil-anke’do’=
アビラン・ケードー」と言い、「見るなよ」は「mil-anke’do=見ラン・ケードー」と言います。
この「anke=アンケー」の部分は英語のlanguageの「angua」と関係がありそうです。英語の
「language」はギリシャ語の「agga=声を出す」と関係があると考えられます。「アナウンス」
をするのは「声を出して」皆に知らせる事です。ギリシャ語では「an-aggello’=英語のannounce」
です。相手を「非難する」時には「声」を張り上げて「言葉を発し」ます。英語では「denounce」
ですが、ギリシャ語では「kat-aggello’」です。相手を「大声でどやし付けて怯えさせる」、
「カツアゲ=katu-age」する時に使う方法かもしれません。「kat」が「悪い」状態を表しています。
日本語にも「言挙げ=koto age」する、があります。「言=agge」と考えて良いでしょう。
沖縄方言では思っていたより悪い状態になっているのが分ると「あれどうなっているのだろう」と
「思わず声を出す」時には「age'=アゲー」と言います。頭で色々な事を考えますが、思考の
「流れ」、思考「回路」が良いと「案外=angai」簡単に思いつきや言葉が「流れ」出てきます。
ギリシャ語では「agge」のように「gが二つ続く」と最初の音は「n」と発音されて「二番目の g」
は「g」や「k」の音に変るようです。名護方言の「〜サンケードー=s-ankedo‘=〜するなよ」は
ギリシャ語由来の言葉かもしれません。沖縄では「ダ」行音を「ラ」行音で発音する地域もあります
ので、「s-ankedo’=s-ankelo'」となります。ギリシャ語の「声を出して連絡する、相手を非難
する」などに含まれる「aggello’」と全く同じ音、同じ意味と見なして良いのではないでしょうか。
上の人が下の人に「言う時の言葉」、「〜してあげろ」の「agelo」もギリシャ語と関係がありそう
です。「鴬=uguis」や「ほととぎす=hoto-togisu」は「良い鳴き声」の鳥だと「ローマ字の綴り」
を見ただけでも分ります。


 ギリシャ語では次の通りです。

anaggello' =  知らせる、発表する、放送する、 英語では announce

kataggello' =  責める、非難する、悪口を言う、英語では denounce


 

注: 下記の英語も参考にして下さい


 tongue = 舌、言葉、〜語

 language = 言葉、言語

 linguistic = 言葉の、言語学

 bi-lingual = 二か国語を話せる、

 song = 歌

 sing = 歌う